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木材を使うこと

木材を使うこと
 
山の木を伐ることは自然破壊でしょうか?
山の木を切ることを自然破壊だと考える方もいるかもしれませんが、正しく手入れし、正しく使うことが自然を守ることになります。
山には手入れが必要です。
不要な枝を払い、過剰な樹木を間伐することで山林に日光が行き届くようになり、樹木の成長が促されます。
成長した樹木は山に元気な根を張ります。
これが大雨や台風などの際の土砂災害を防ぎます。
また、それは海に土砂が流れることを防ぎ、海洋資源を守ることにもなるのです。
 
成長した樹木は60~70年で伐採時期を迎えます。
伐採を終えた山には植林をします。
このような手入れをして、正しいサイクルで循環させてあげるのが環境にとって大切なことなのです。

 
 
木材は省エネルギー資材
上記の通り、樹木は手入れが必要ですが自然に成長するものです。
大気中の二酸化炭素を吸収し、光合成をして酸素を吐き出します。
樹木を木材に加工する際にも、温室効果ガスをほとんど排出しません。
これらのことから木材は環境に優しい省エネルギー材料と言えます。
 
ちなみに部材(製品)1kgあたり製造するのに必要なエネルギーは、木材を[1]とすると、鉄鋼は[13]、アルミニウムは[155]になります。
住宅の工法別の炭素放出量は、木造を[1]とすると、鉄骨造は[3.5]、コンクリート造は[4.2]になります。
 
木材を使うなら国産材が一番
樹木は山の環境に合わせて生長します。
なので、樹木の育った環境に近い地域で使用する方が、木材にも負担が少なくて済みます。
現在では安価な外国産の材木も使われていますが、日本の住宅にはやはり国産材が一番適しています。
 
これは輸送コスト・温室効果ガスの排出の面からも言えることです。
外国から丸太を船に積んで運べばその分エネルギーが掛かります。
地元の木材を使えばその分省エネルギーになります。
 
木材の光合成
樹木は光合成を繰り返すことで生長します。
これは空気中の二酸化炭素を吸収し、樹木内に炭素を留めて酸素を吐き出すことです。
これによって綺麗な空気が作られます。
ここまでは学生時代に勉強した方も多いと思いますが、木材は住宅になったあとでもこの働きをします。
木造住宅を建てるということは、山以外の場所にも酸素を生み出す場所を作るということなのです。

 
 

木造住宅の機能・性能

木造住宅の機能・性能
 
調湿機能
木材は室内の湿度が高いときに吸収し、低いときに吐き出す調湿機能を備えています。
このことから、木造住宅は湿度の高い日本の気候にも適していると言えます。
 
耐久性
木造住宅の寿命は約80年です。
適切なメンテナンスを行うことで80年以上住むことも可能です。
 
インターネットには木造住宅の寿命は30年というものが目立ちます。
30年というのは住宅の耐久年数を正確に表した数字ではなく、設備や仕上げ材等のメンテナンスの必要が出てくる年数です。
修繕やリフォームの必要が出てきたときに、それなら建て替えてしまおうと考える方が多いため、30年ほどで取り壊されてしまう住宅が多いのです。
木造住宅の寿命が30年といわれる原因はこれらにあります。
本来の木造住宅は長い間、家族と共に成長を楽しむことができるものなのです。
 
耐震性
住宅性能には耐震等級というものがあります。
等級は1,2,3とあり、最高等級である3は「数百年に一度発生する地震力の1.5倍の力に対して倒壊・崩壊しない程度」の性能とされています。
この等級に準じた設計をすることで、地震に強い家づくりをすることが可能です。
また、あとからでも耐震補強を行いやすいことも木造住宅のメリットです。
 
耐火性
木造住宅は火災に弱いイメージを持つ方もおられるかもしれませんがそんなことはありません。
木材は燃える際に表面が炭化するため、内部まで燃え進むまでには時間がかかります。
そのため、火災で木造住宅が倒壊に至るまでの時間は柱の太さで決まると言われています。
太い柱を使用することで、火災にも強い家づくりができるのです。
一方、鉄は熱が加わると急激に強度が低下するため、木造建築よりも早く倒壊する恐れがあります。
 
断熱性
木材は断熱性が高く、鉄やコンクリートと比べると熱が伝わりにくいです。
そのため、無垢の木材の床を裸足で歩いても寝転がっても、冷たいと感じることなく快適に過ごすことができます。
また、この性能は室内の快適さにも影響します。
暑い季節には外からの熱を遮断し、寒い季節には内部の暖かさを逃がしません。
 
メンテナンスのしやすさ
住宅は長く使うものですから、ライフスタイルの変化によって様々な要望が出てきます。
増築・改築等のしやすさも木造住宅のメリットの1つです。
耐震リフォームも可能です。
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